九星・四緑木星の浅田次郎「夕映え天使」で泣けます笑えます
2009年四緑木星の人は離宮(南)の頂上期に入ります。天高くさんさんと降り注ぐ太陽の恵みを受けます。自然と活力が湧いてきます。何をやってっもうまくいく気分になり、自信にあふれる、勢いのある年です。(hiroyo公式HP四緑木星の項より引用)・・・いいですね、四緑木星、バンザイ!! 今年は気分が冴えないとき、あるいは元気を出したいときは、ノリノリムードの四緑木星をマークしてあやかりましょう。
本屋さんで浅田次郎さん新刊「夕映え天使」(新潮社)をみつけまた。浅田さんといえば、ドンピシャ四緑木星(誕生日1951年12月13日)ですね。すごくおもしろい短編集ですので、泣いて笑って、しみじみ、日本の小説だなぁ・・と酔えて、うれしくなります。
「樹海の人」自衛隊の東富士演習場が舞台はケラケラ大声で笑えます。雨降るなか樹海に放置された隊員がひとりぼっちで夜を明かし、無線連絡で教官と言い争うというよりケンカ。一応無線ですから、了解、送れ、などの公電スタイルに則り、言い合うやりとりが面白いのです。でも、ラストでは人生の深み、心の闇の世界が樹海の海にしずかに溶けてゆきます。
「切符」・・その一節。
日本は世界中を相手にして馬鹿な戦争をしたのだと学校の先生が言っていた。今後そんなことを聞いたら、起立して言い返さねばならない。その馬鹿な戦争を、僕のおじいちゃんは今も、ひとりぼっちでしています。でも、おじいちゃんは馬鹿じゃない。
・・主人公の少年は父母離婚、さらにそれぞれ再婚してしまい、祖父に引き取られます。祖父は戦争で片足を、失いました。
タイトルは伏せますが、高校生恋愛が周囲に認められずに心中しますが、警察も学校も事件はなかったかのように処理します。女高生が生き残ったからです。
・・女高生の家は丘の上の薔薇垣に覆われた白い洋館。・・広い庭はやや南下りで、薔薇垣の向こうに海が立って見えた。・・このすごい描写には息を呑みます。[広い庭はやや南下りで、薔薇垣のむこうに海が立って見えた]。。[海が立って見えた]。。日本語のすごみにわたしの生の魂が奮えます。
「琥珀」冬、吹雪、三陸の裏寂れた一軒の小さな喫茶店、寒さに震え飛びこんだ定年間近の関西弁老刑事がカウンターの向こうにみたのは、時効寸前の放火殺人犯?
どれこれも「まさに人生、まさに小説」「人生、そんなに捨てたものじゃありません」・・単行本の帯のPR口上・・たしかに、その通りだとおもいました。読み終えたら、ふしぎな元気をもらえる浅田次郎「夕映え天使」です。軽い魔ていどでしたら浄化もしてくれる物語のアート、芸術作品だとわたしはおもいます。「俗だけれど、低ではない」浅田次郎さんのメッセージそのものです。2009年四緑木星の人の上昇運気にくっついてゆけば、わたしの運気もますます上がる!! バンザイ!!(笑)
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