2005年7月23日 (土)

恋人へのプロポーズに占いを利用

20代前半のおしゃれな二人が手をつないで、カラダをぴたっと寄せ合って目の前に腰掛けました。で、「すいません、ぼくたち二人がつき合っているかどうか、占いでわかりますかぁ?」と。 ああ、これぇこれ、離れて座りなさいね、 とも言えなくて、ほほ笑ましくて、こっちまで楽しくなって、「そりゃあ、わかりますよお、ほほ」と答えるまでもないことを、答えてしまいました。

大満足のお二人は、「じゃあ、二人の相性がいいかどうか、みてください」と、さらなる追い打ちがきます。うーん、これが結構真剣なのです。もしも相性がわるいと、これから先の交際継続がムダになるのではないかと心配をしておられるのです。

彼の本命卦は「七赤金星」月命星「三碧木星」宿命宮「南」「子丑空亡」と出ました。

子どもの頃からスポーツや音楽が大好きで朝日のように溌剌と過ごしてきた様子がうかがえます。成人してからはいつも友達とワイワイ楽しくすごしています。仕事はもちまえの愛嬌とガッツで同僚や上司から可愛がられて人気者です。女の子にもモテモテです。でも、浮気やちょっとしたいたずらをどんなに隠そうとしても必ずバレる運命にあります。隠さなければいいのですが、このタイプは隠したがるのです。むだなあがき、ですね。

でも、奥さんになった方にはわかりやすくて良いですよ、とお話ししました。先祖の恩恵が厚くイザというときは守られる卦も出ています。人のアドバイスを訊かない頑固さもあります。

彼女は本命卦が「一白水星」月命星「二黒土星」宿命宮「東南」「子丑空亡」です。

小さな頃から大人のような落ち着きをみせる彼女は習い事も人間関係にも粘り強さがありました。めったに人とはケンカしないでグッと呑み込む強さを秘めています。お友達もたくさんつくれるタイプで、頼りにされてきましたが、大人になってからは、頼りにされすぎて、逆に彼女が孤独感をつのらせる結果になりがちです。この傾向は今後もつよくなっていきます。

彼と同じ空亡なので頑固かといえばそうではなく彼女の場合は冷めた観察眼を持ち合わせているので、二人の関係では、彼女の側が理知的で粘り強いポジションをとるとみます。世話好きですが男性がウザいと感じるやり方はしない賢い女性です。

このお二人の相性は「中の上」です。 相性は、良い悪いの裏か表かの二分別ではなく、「上」「中の上」「中」「中の下」「下」の五分類で判定します。「中の上」は、この二人の場合は「上」になる可能性の高いステキな位置取りです。 彼の七赤の「金」と彼女の一白の「水」とがあわさることで「より楽しく賑やか」に過ごせますが、長期的な運勢がまったく同じなので良いときは良くても悪いときはふたり一緒に悪くなり、運勢の波がズレているカップルのようにどちらかの良い運勢に牽引してもらうことができなくなるからです。

上記のことをそのままお話ししましたところ、「じゃあ、これからのぼくたちはどうなりますか」とのご質問です。長期的運勢をみると今年から3年間は良いと出ていますので、手元の運勢盤をみながら、 今年か来年、さらい年までに結婚しなさい、 と答えました。「え? なんて言われたんですか、いまの、もう一度」とおっしゃったのは彼の方でした。わたしは聞こえなかったのかと思い顔を上げて同じセリフを繰り返しました。するとどうでしょうか。

彼は彼女に、このうえない優しいほほ笑みをむけています。彼女もチラと照れて彼にほほ笑んでいます。ああ、そうだったのか、とわたしは感じました。彼は私にこのことばを言ってもらいたかったのです。

占い師にプロポーズのお手伝いをしてほしかったんですね。

素敵なお手伝いをさせていただいてありがとう。 「子どもは何人できますか?」彼が訊いてくれました。「男の子女の子おりまぜて三人くらい」とわたしは答えていました。彼はことのほか満足げです。でも質問はまだ続きました。「ぼくたちはどちらがリードしてゆくんですか、彼女にぼくがリードされるんですか、」。 あなたたち二人は、とわたしは二人から視線を離さずにことばをつむぎます。

「どちらかがどちらかをリードしていく、というカップルではありません。年上、年下、男だから、女だから、妻だから、夫だから、というのではないのです。片方が片方を支える、または支え合うというのでもありません。二人がちゃんとふたりそこにいて成り立つという相性です。いいですか、ふたりがちゃんとそこに居る、ということが大事なのですよ」と。

彼は今までは困難なことがあってもガッツで乗り越えられてきましたが、今後はそうはいかなくなるので、いまの若いうちにご先祖に感謝する生活をするようにアドバイスしました。彼は大きく頷いてくれました。すると今度は彼女が、最後にもうひとつだけ訊いてもいいですか、と急に真剣な顔つきになりました。仕事運をみてほしいと言います。わたしは彼女をじっと見ました。なにがあるというのか、と思ううちにわたしは答えていました。

こういうときは、ことばが口から自然に出て行きます。 今、あなたは職場でひどい孤独感にさいなまれているようだけれど、それは周りの人が「ひとりでいたい人」とあなたをみているからなのよ。洋服の色や持ち物の色を変えて無言で発する信号を変えるようにしなさい。と、いくつか色や形のアドバイスさせていただきました。すこぶる満足げなお二人に「お幸せにね」と言葉をかけると、それまで雄弁だった彼が、静かになり、そして彼女がそんな彼に寄り添い「はい、幸せになります」とおっしゃたのが印象的でした。

こうしたカップルの恋占いはこちらの気持ちも明るくなります。ふしぎなもので、日によっておなじ傾向の相談が集中します。きのうはこうした若い人たちの恋の相談、それも爽やか系、がほとんどでした。そろそろ店じまいとおもたっとき、「センセー、ありがとうございましたぁぁあ」と、これまた明るい声の女性が入ってきました。ちょうど一週間前、暗い声と表情で、彼が私を避けている、メールに返事をくれない、と話してくれました。それを聞いて、わたしの口からは、ああ大丈夫、いま彼は上司から大きな仕事、重要な仕事をまかせられたのよ、あなたを避けているのじゃあない、と断言してあげたのです。それがドンピシャリと的中していたのです。もちろん、わたしには絶対の自信がありましたが、こうしてお礼にきてくれるなんて、うれしくて占い冥利そのものです。

先週とはうってかわって、はなやいだ雰囲気にあふれています。生き生きとしています。肌もきれいになって5歳ほど若くなっています。 人によっては、占いの結果を知らせているさなかに、顔のシミがみるみる消えていく人もいます。ある既婚の中年女性などは一週間で30前半の独身女性かと見まがうほどに、つまり20歳近くも若返られました。ココロの奥ふかく、たましい、霊精の心髄にまでなにかが達したとき、それはたちまち外貌、表面に、ステキな変化となってあらわれてきます。生きていくって、ホント、いろいろなことがあって愉しいとおもいます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)